待ちに待った久々の合コン。 こっちの参加者は柿村君、松木君、兼山君、芦田君、僕の５人です。 ４対４理論の提唱者である僕としましては、 この人数は真に遺憾ですが、贅沢なんていってられません（必死） そう、もうがけっぷちなんですよ。 だから今回は合コン開催前に裏工作(？)をすることにしました。 ヤマシタ 『なぁ、芦田君。』 芦田君 『なんだい？ヤマシタ君。』 ヤマシタ 『じつはかくかくしかじかで僕に協力をお願いしたいんだ』 芦田君 『き、君の指図は受けないよ！ヤマシタ君！ 僕だって今日は必死なんだよ！』 ヤマシタ 『それは重々承知だよ。それにタダで、とは言わない。』 芦田君 『な、なんだい？僕を買収する気かい？』 ヤマシタ 『買収なんてもんじゃないよ。日頃のお礼と言うわけだ。』 と言いながら僕はそっと芦田君に うまい棒（芦田君の大好物）を２本渡した。 芦田君 『ヤ、ヤマシタ君！こ、困るよ！こんな高価な（２０円）ものを！』 ヤマシタ 『名刺代わりだよ。それにこれは君の大好物じゃなかったかな？』 芦田君 『くっ、わ、わかったよ・・・協力しよう・・・』 ・・・というような綿密な裏工作までしていた僕に死角はもはやありません。 そしてついに第１４回目合コンが始まった。 女性陣は一見したところ、お嬢様風な方々。 僕のストライクは紋舞らんですからちょっとタイプが違うのですが、 贅沢は言ってられません（必死） みんなが順に自己紹介していき、それに逐一つっこみをいれる僕。 僕、もう必死です。 必死で愉快なキャラを演出です。 ここまではカンペキ！つかみはカンペキ！ そしてついに僕の番です。 『○○大学○○学部○○学科、ヤマシタ ダイスケ と申します！ 本日はどうぞ、よろしくお願いいたします！私はこれまで・・・』 と就職活動の面接バリに自己紹介をやってやりました。 そうです。 ここで芦田君が 『それって就活の面接やん！』 というつっこみを入れると、もう合コンの場は ドッカンドッカン間違いなしなんです（間違いない！） さーこい芦田君、ここだ！さーこい！！ 芦田君 『あービールうめー』 ・・・・・ あぁしぃだぁぁぁぁああああぁあああ！！（訳：しばくぞ、芦田！） なにが 『あービールうめー』 だ！（うまい棒返せ！） もう後戻りはできません。 誰かが突っ込んでくれないとどうしようもないわけです。 僕は心の中で叫びました。 合コン会場の真ん中で哀（？）を叫びました。 芦田君に潤んだ目を向けて。 『助けてください！（うまい棒返せ！）』 『助けてください！（うまい棒返せ！）』 『うまい棒返せ！（助けてください！）』 芦田君 『あ、生中おかわりくださいー』 ・・・・・ ぬぁあああすぃいいいいどぅうあああああ！！！（芦田、しね！） しょうがないので自分でノリつっこみしました・・・('A`) 『・・・ってこれじゃあ就活の面接やんー！ははは・・・はは・・・は・・・』 ・・・・・ 最低だ・・・＿|￣|○ （うまい棒返せ） 芦田君のボケ(？)によって、完全に仕込みが失敗し、 もうどうしようもなかったのです。 しかしそのとき！！ 隣の女の子『君、おもしろいねーはははっ☆』 ・・・＿|￣|○ え？ その子の方に目を向けると、 女 神 降 臨 ！ (・∀・) ・・・＿ト￣|○ （←ｺﾗ） 挫折している場合じゃないですよ。 めちゃくちゃかわいいじゃないですか！(・∀・) もうここはしゃべりまくってアピールするしかないじゃないですか！ ヤマシタ ＨＰ：■■■■■ 『今学生？社会人？あ、社会人なんだー！ どこで働いてるのー？へー知ってる知ってる！』 ヤマシタ ＨＰ：■■■■□ 『どんな仕事してるの？うんうん。へー大変だねー』 ヤマシタ ＨＰ：■■■□□ 『へー。そんな仕事もするんだー』 ヤマシタ ＨＰ：■■□□□ 『あ、そうなんだー。うん、そーだね。』 ヤマシタ ＨＰ：■□□□□ 『ははは・・・はは・・・』 ヤマシタ ＨＰ：□□□□□ 『・・・・・』 疲れた(´ε｀ι) 普段女の子（しかもかわいい）と話す機会なんて まったく皆無な僕にこれは激務ですよ('A`) ふと前方を見ると芦田君がビールの飲みすぎで酔いつぶれてます（何しに来たんだ） それを見て思いました。 『疲れたんだね……僕もだよ。（開催してくれた）柿村君、ごめんなさい。 もう休んでいいでしょう……。パトラッシュ(？)、一緒に休もうね……』 ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ | ・・・ま、まじですか！？ ＼＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ∨ ﾌﾌ・・・ ∧＿∧ ﾓｼﾞﾓｼﾞ 〃ノノ＾ヾ ／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ （ *・∀・） リ−｀ ル ＜ 今度２人で遊びませんか？ （つ<Ｖ>） 旦 旦. ( V ノ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ （￣__）__） ￣|￣￣￣|￣ (_ ￣}0 ↑ ヤマシタ ↑ 女神 ￣○￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ _,,,＿パパ。ヤマシタちゃんが笑ってる・・・ O / ､ ､ ヽ cﾆニ!ヽ o `(.)_(.)bi i´__,｀bl ヤマシタは夢を見ているんだよ・・ _ 。 ( ワノ ヽ、 ,,ヽ ＿ﾉ ヽ 楽しい夢を。。。 || , ,.-'、,-――--､､､|,,,......_ | | || ,i" |（ l）ーヽ､ | ﾞ""ー-----、＿ || _|,,...L ノ| ヾ`､ 第１４回合コン ||/＿＿`ー＿| ヾ ､＿＿＿＿_ ＿＿＿＿＿_ ― 完 ― ||＿＿＿＿＿|＿＿ヾ| |＿＿＿|| lll| |＿＿ﾉ＿ﾉ ||＿＿＿＿＿＿＿＿| | i| i| i| i|||＿＿|＿…＿|__＿＿＿| || | | i| i| i| i||||――||―――|| ヤマシタ 『・・・うーんむにゃむにゃ・・・じ、じゃあ・・・メルアドを・・・』 ・・・お・・・ ・・・おい・・おい！ ヤマシタ 『・・・ぜ、ぜろきゅうぜろ・・・』 柿村君 『おい！ヤマシタ！もう女の子みんな帰ったからおれらも帰るぞ！』 ヤマシタ 『・・・へ？メ、メルアドは？』 柿村君 『メルアド？お前ずっと寝てたぞ。 あ、おい！芦田！帰るぞ！なんだよこいつ、ビール瓶抱えて寝てるよ・・・』 ・・・ゆ、夢？ い、いやあれは・・・ ＭＡＴＲＩＸの世界！！ （←最近映画見ました） ヤマシタ 『か、柿村君！僕をもう一度あのＭＡＴＲＩＸの世界へ！』 柿村君 『はぁ？寝ぼけてんのか？しばくぞ、コラ』 ・・・(゜д゜;) 終 了 ＿|￣|○ |
